6日目

 踊る大捜査線の連ドラ時代のものを一気見した。

基本ドラマを見る際は刑事ドラマばかり観ていて(刑事だけではないけど京都迷宮案内・科捜研の女・9系の渡瀬さん時代・相棒・MR.BRAINが特に好き)、踊るも存在は認識していたが、なんとなく観たことがなかった。コメディ要素強めに見えたのが一因かもしれない。劇場版の2だけ観たことあったけど牙をむく岡村隆史以外あまりはっきり覚えていない。実写邦画歴代興行収入1位なんだなあ。ランキング見たら基本アニメで占められている上位に燦然と輝く踊るとタイタニックの文字。すごい…タイタニックもすごい…。

あと正直観たら絶対ハマるだろうなっていうのが目に見えていて。自分が認識した時にはもう劇場版ラストもとっくに公開していて、今からハマったらもう苦しむのがわかっており、手が出しづらかった。新作映画発表は大きなきっかけだった。

で、観た。やー面白い!うだうだ言わずにさっさと観りゃよかった。

青島刑事が元々敏腕セールスマンというのを知らなくて妙に納得していた。懐にいつの間にか潜り込んでいるのが上手いというか、人たらしというか…。愛嬌があるのに決めるときはまっすぐかっこいい。ずるい。口八丁手八丁で巧みに会社に潜り込むシーンが好き。他メンバーも演技・キャラともに皆いいけれど、和久刑事、いいなあ。決して派手ではなく、けれどつぶやくような一言はしっかりと響いて沁み入る。すみれさんもかっこよい。同僚に欲しい人ナンバーワン。袴田課長もあの叫びをきっかけにぐんぐん好きになった。科捜研の所長から知りましたが、中の人の演技が好きです。そしてまあ、室井さんは、言うまでもなく。ヘリで来るとことか毎回鳴るドンドンSEとかちょっとわろてまう要素が多いんだけど、終盤はもうそういうの気にしてる余裕がなく好きでした。もがいてる…理想と現実、所轄と上層部の狭間でもがいている…こんなのってないよ…。嘘電話演技下手すぎてにっこりしてしまった。ラストの笑顔を見て秋田美人という単語が頭に浮かばないわけがなかった。志をともにする戦友に巡り会えて本当に良かったね…。映画(設定自体は辛いけど)楽しみにしてます。

ドラマの主軸も予想していたものとだいぶ違った。色々演出上のツッコミどころはあれど(管理官毎回所轄きてる…ヘリ…などその内容は多岐にわたる)、思った以上にカタいところを描くものだった。好みではない言い方をするなら思ったより地味で、そして大事なところを。事件捜査の縁の下。交通整理も捜査本部設立も、やる人がいるからできてるんだなぁ。当たり前だけど大事なところだ。

これからしばらくSPと映画版を観る楽しみができた。


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