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9月, 2024の投稿を表示しています

7日目

 駅でエスカレーターに運ばれながらきょろきょろしていたら、ずっと同じ会社の広告が壁を埋め尽くしていた。知らない会社だ。おそらく室内で働く人が映っていて、なんかそれっぽい文言が載っている。漫画や小説でIT企業の広告を背景に入れる必要があったら生成されるような文章が。商品とかはないらしい。これなんの広告なの?広告って「知らないかつニーズがある層に知ってもらう」か「知っているが離れた人や特に集中して購買して欲しい人に期間限定のものごとを知ってもらう」ためのものじゃないの?どちらでもなさそうなんだけど。もうあとは縄張り争いくらいしか思いつかない。広告でIngressみたいなことしたら楽しそう。見てる側も優劣がはっきりわかるし日々刻々と違いが出るので見てて飽きない。 あまりに自分がわからなさすぎて会社を調べた。サイトトップのの構成要素もほぼほぼ広告と同じで、めまいがした。違うものを見ようとしたはずなのに同じものをダブって見ると人はめまいを起こす。事業例まで辿り着いてようやくなんの会社なのかぼんやりと把握した。ますますあそこにああいう広告を出してどれくらい効果があるのか気になった。

6日目

 踊る大捜査線の連ドラ時代のものを一気見した。 基本ドラマを見る際は刑事ドラマばかり観ていて(刑事だけではないけど京都迷宮案内・科捜研の女・9系の渡瀬さん時代・相棒・MR.BRAINが特に好き)、踊るも存在は認識していたが、なんとなく観たことがなかった。コメディ要素強めに見えたのが一因かもしれない。劇場版の2だけ観たことあったけど牙をむく岡村隆史以外あまりはっきり覚えていない。実写邦画歴代興行収入1位なんだなあ。ランキング見たら基本アニメで占められている上位に燦然と輝く踊るとタイタニックの文字。すごい…タイタニックもすごい…。 あと正直観たら絶対ハマるだろうなっていうのが目に見えていて。自分が認識した時にはもう劇場版ラストもとっくに公開していて、今からハマったらもう苦しむのがわかっており、手が出しづらかった。新作映画発表は大きなきっかけだった。 で、観た。やー面白い!うだうだ言わずにさっさと観りゃよかった。 青島刑事が元々敏腕セールスマンというのを知らなくて妙に納得していた。懐にいつの間にか潜り込んでいるのが上手いというか、人たらしというか…。愛嬌があるのに決めるときはまっすぐかっこいい。ずるい。口八丁手八丁で巧みに会社に潜り込むシーンが好き。他メンバーも演技・キャラともに皆いいけれど、和久刑事、いいなあ。決して派手ではなく、けれどつぶやくような一言はしっかりと響いて沁み入る。すみれさんもかっこよい。同僚に欲しい人ナンバーワン。袴田課長もあの叫びをきっかけにぐんぐん好きになった。科捜研の所長から知りましたが、中の人の演技が好きです。そしてまあ、室井さんは、言うまでもなく。ヘリで来るとことか毎回鳴るドンドンSEとかちょっとわろてまう要素が多いんだけど、終盤はもうそういうの気にしてる余裕がなく好きでした。もがいてる…理想と現実、所轄と上層部の狭間でもがいている…こんなのってないよ…。嘘電話演技下手すぎてにっこりしてしまった。ラストの笑顔を見て秋田美人という単語が頭に浮かばないわけがなかった。志をともにする戦友に巡り会えて本当に良かったね…。映画(設定自体は辛いけど)楽しみにしてます。 ドラマの主軸も予想していたものとだいぶ違った。色々演出上のツッコミどころはあれど(管理官毎回所轄きてる…ヘリ…などその内容は多岐にわたる)、思った以上にカタいところを描くものだった。好みで

5日目

 5日目…! いくたび日記を始め、そして挫折してきたことか。その最長記録が今まで4日間だった。しかも4日目とか大体2行書いていれば長い方だった。 5日目、なんと甘美な響き。ここまでくると1週間も夢ではない気がしてきた。 ちなみに今日は1日家にこもっていたので特段書くことはない。強いて言えば寝過ぎた。二度寝した。二度寝するとまず悪夢やら疲れる夢をみるので二度寝したくない。起きて昼過ぎてると損した気分になるし。明日はやめようと思う。小学校中学校高校の特に親しかったわけでもなくたまに喋っていたくらいの同級生たちと中華を食べる夢だった。席を取るのが大変だった。 これは日記でいいのか?まあ、なにがしか書いてるし、いいか。

4日目

 シナリオが書けましたの文字! ゲームの開発に参加している。参加前から開発が続いており、もうだいぶ長い。シナリオ1枚目のシートの更新履歴が2年前とかで見るのをやめた。なんならまだメインシナリオの初稿なので完成はしていない。これからFBの反映と全体通して読み直して整えてサブクエ分書いて…ちょっと目の前が真っ暗になりそうなのでこの話いったんここで締めよう。 今まで、企画したりありがたいことに身内お誘いいただいたりがあり数本ゲームシナリオを書くことができてきたが、この文量はかつてない。物量もそうだが、飽きやすく気が散りやすいせいで遅々として進まない。 最初にがっつり原案再考、シナリオチャートを引いておいて本当に良かった。ガントもチャートもすべては自分を守るためにある。わかっちゃいるけどいまだにめんどい。でかい紙に付箋でぺたぺたしつつとっかえひっかえするやり方が好き。 あまりにも進まないため、今年からハビットトラッカーなるシステムを導入してみた。1日1行でも書けたらメモにシールをぺたりとする。なんのことはない、おけいこ帳である。これが結構効果があった。副産物として、100均でシールを探すのが楽しいと知った。なかなか種類があるんだなあ。 自分にとってはシナリオ立てるまでがショートケーキを作って、書き起こしは実食…のはずなのに、どうにも進まない。なんならシナリオ通した時点でケーキも苺も食べていて、書き起こしは皿洗ってるような気持ちのこともある。もう頭の中に描けている情景をわざわざ言い回しに変換する苦しみ。泥の中を掻き分けて進むような、岩にかじりつき咀嚼しようとしているような、ぎりぎり進捗は体感できるがそれゆえにひどくじりじりと時間が過ぎていく。 シナリオを入れたら書き起こしてくれる機械があったら使うかどうか。今ならAIか。歯あ食いしばって頭掻きむしってやっと一セリフ書く必要もない。多分自分は使わなくなるんだろうな。監修が面倒になるのが目に浮かぶ。命名案出しとか類語とか調べ物とか、苦手なポイントではがんがん使うけど。 詰り出してなんとか固めたいびつな塊をとっくり眺めて満足げに息を吐く、そんなことが大好きなへんないきもの。幸せなことだなあ。 では、初稿の文字数ダイエットにはいるので、これで…。

3日目

 日常を通して見る時に「これは日記で書けるか、書けないか」と考える観点が増えた。 無論書くことは大なり小なりの創造を混ぜていて、現実の自分となるべく結びつかないようには書いてみている。日記ではあるけど、自分が見て元の記憶を思い出せればいいので。解凍の種、カップラーメンのかやくのようなものであればいい。 そう考えてみると、思いのほか具体的に書けることは少ない。場所も人も事柄も。「駅に広告がいっぱいあるんだけど…」みたいな話も、広告の中身に至る前にまず広告がいっぱいある地域なんだなあとなる。 うかつに書けないことが多すぎる。もっとざっくばらんに考えてもいいはずだけど、頭の中のシャーロックホームズが景色のごく一部から生息地を特定してくる。自分のネットリテラシーはシャーロックホームズによって培われている気がする。 考えていること、感じたことを書いた方が安全なんだろうな。でもそればかりでも疲れてしまうし、自分にはあくまでスクラップブックの作り方があっていそうな気がしているので、しばらく気にし過ぎないことにする。

2日目

 なんか今日はお菓子をいっぱいもらう日だった。 おいしいクッキーを食べながらおいしいクッキーの話をしていた。なんてのどかな日だろう。 クッキーを食べながら辛いラーメンの話もした。ここまではいける。 クッキーを食べながら年齢制限が必要なコンテンツの話をしかけて、これはなんかやりづらいなと思った。話し相手に対してではなく、単に自分がヤだった。食欲と肉感を両立させると途端に生々しさが出て、喉が嚥下を拒否してしまった。別に生肉を食べているわけではないのに。そもそもそんな話を会社でするな。 クッキーを食べながら高いクッキーの話もした。高いクッキーってなんとなく限界までいきやすい気がするんだけど(工夫しようがある質量の問題…?)、すごいやつってどこまでおいしくなれるんだろう。

1日目

 品田遊さんの 納税、のち、ヘラクレスメス のべつ考える日々 を読んだ。 まだ途中だけども、十数年ぶりに日記を書きたい気になったので衝動が消えないうちにブログを立ち上げておく。急いだはずだけど気づいたら日付が変わっていた。 キリンに雷が落ちてどうする も読んでいて、そのときにも書きたい気持ちがちょっと湧きはしたのだけど、結局至らなかった。 今回は何故形になったかというと、ブログが欲しかった理由がもう一つあったからだと思う。 ゲームのプレイ感想をふせったーにぽつぽつ書いていた。最近(といってもだいぶ前)バルダーズゲート3の2周目をクリアして、どうしてもまとめたくなったのでつらつらめもっていたものの、どうしても画像を添付したくなってしまい、ちょっと困っていた。それが決定打になった。 上記の本を読んでいて、苦手意識のある日記がちょっと感じ方が変わった。スクラップブックみたいな使い方をしてもいいんだなと思った。他人の日記(もしくはブログ)を、技術系の探し物など必要に応じたときしか読んでこなかったせいかもしれない。 今までの日記の最長記録は4日間だ。今回はどこまで延びるんだろう。ちょっと楽しみ。また三日坊主になるかもしれない。書くことがない日をどうすればいいのかはまだよくわかっていない。