3日目
日常を通して見る時に「これは日記で書けるか、書けないか」と考える観点が増えた。
無論書くことは大なり小なりの創造を混ぜていて、現実の自分となるべく結びつかないようには書いてみている。日記ではあるけど、自分が見て元の記憶を思い出せればいいので。解凍の種、カップラーメンのかやくのようなものであればいい。
そう考えてみると、思いのほか具体的に書けることは少ない。場所も人も事柄も。「駅に広告がいっぱいあるんだけど…」みたいな話も、広告の中身に至る前にまず広告がいっぱいある地域なんだなあとなる。
うかつに書けないことが多すぎる。もっとざっくばらんに考えてもいいはずだけど、頭の中のシャーロックホームズが景色のごく一部から生息地を特定してくる。自分のネットリテラシーはシャーロックホームズによって培われている気がする。
考えていること、感じたことを書いた方が安全なんだろうな。でもそればかりでも疲れてしまうし、自分にはあくまでスクラップブックの作り方があっていそうな気がしているので、しばらく気にし過ぎないことにする。
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