69日目 ナラティブと機能美

 mouthwashing、いいよなあ。

最初はサムネでグロサイコ系か…?と距離を置いていたが、配信で観た結果、いやめちゃくちゃいいじゃない…となり買った。順番が逆だ。FPSなので酔いそうでためらっていたのもある。落ち着いた頃に改めて自分でやってみよう。色々と振り返りたい。

いい記事があったので貼っておく。

https://news.denfaminicogamer.jp/news/241217p

ロードの待機時間を演出にうまく溶け込ませているのは天才だなと思った。マップロード時間を稼ぐためにプレイヤーが転ぶのはmoonだったっけか?シナリオ展開とプレイモチベーションの維持を上手く両立させる細切れ展開。機能美がある。プレイヤーの意思と操作キャラの意思が乖離していく違和感もよき。設定や表現、世界観を歪ませずにうまくゲーム機能に落とし込んでいるゲームが好きだ。

アートの構成もよい。あのローポリでないと、このゴアさ加減でくじけずのプレイ(視聴)は厳しかった。不快感が優ってしまうから。物体や表情が細かく変わりきらないからこその想像の余地もある。それが柳を幽霊にも見せる。現実に近づけることは、それ自身は素晴らしい技術である一方、一歩でもずれると、現実と少しでも違うことの一種のシラケを際立たせてしまいかねない難しいものだと思う。前も似たようなこと書いた気がする。

映画を一本観たようだ、という感想をよく見かけたように思う。自分もそう思う。それは満足感だけではなく、自分のプレイで物語になんの影響も(ほぼ)与えられない、虚脱感…無力感?も一因にある気がした。それほど、このストーリーが暴力的なまでに流れ去る奔流なのだと思う。自分の手でどうにもできなかったことがはっきりと印象に残るまでに。

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