68日目 週末的週末
久々に飲み+シーシャからのオールで始発帰りをした。同僚の仕事の愚痴を聞くことに始まり、肉を焼き、飲みはほどほど、シーシャではほぼ他愛のない話でだらだら始発を待った。
夢(寝ている間にみる方)の話、子供の頃の遊びの話、じゃんけんに手をひとつ足して面白くするにはどうするか、にじさんじGTA、料理、アニメ、漫画、小説。ブラッディナックルという遊びが名実ともに面白くて聞いた2人で笑っていた。名前、言いたすぎる。ブラッディナックル。
始発はいつもの仕事帰りほどではないにしろ、まあまあ人がいた。駅で座ったり寝たりする人を眺めながら帰路につく。普段と逆の方向が白む空をホームで見上げ、パラレルワールドにきた気持ちになる。電車で映画を観ていたら、新調したイヤホンのノイキャンのためか、それとも寝ぼけている脳のためか、一瞬世界が停止したような、さっと冷水を浴びたような気分になり目を上げた。電車がなんだかいつもより早いスピードで動いている気がした。いつもなら止まる駅をすっ飛ばしているような。すわ急行に乗ってしまったかと思ったがそんなこともなかった。起き始めた町が右から左へ飛ぶように流れていく。このままどこかにぶつかるまで止まらない気がした。
特段問題もなく最寄りについた。家の近くの路地で白いものがさっと入っていくのを目の端に見、ひょいと覗くと白いぶちの猫がこちらを振り向いて足を止めていた。目があって数秒後、危険ではないと判断されたのか興味を失ったのか、ふい、と目をそらし去っていった。なんだか鼻歌を歌いたいような気持ちになり、けれど早朝も早朝なので、頭の中で歌って帰った。
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