33日目 ラストマイル銀ぶら
友人と日比谷〜銀座を散策した。かろうじて雨の降らない、散歩しやすい曇り空だった。銀座のホコ天はやっぱり気持ちがいいや。立派な店が多いのに道がだだっ広くなり、不可思議な気分が味わえる。人がいるのにいづらさがない。
ラストマイルを観た。アンナチュラル・MIU404は視聴済み。
ーーー以下、ラストマイルのネタバレを含む、かもしれない。ないかもしれないーーー
面白かったなあ。
ドラマを無理して映画に引き伸ばした感なく、仰々しく大げさに作られた展開・演出でもなく、あくまでも映画として作られていた。
主軸のキャラ達はもちろん、物流を取り巻く…というか物流に関係ある人々(=現代日本に生きる大部分の市井の人々)のストーリーも並行して展開されていて、そこが収束していくラストが手に汗握って良かった。大きく何かがすぐに変わったわけではないけれど、0か1かで言えば1変わったし、そもそも生き続けられるという運命が変わっている人もいるし、それでも生活は続いていく。火野正平さんが染み入る良さだった。
一定の音と動きが無限に続く景色、眺めていると段々と吸い込まれていく感じがこちらもしてきた。ぐっと身を乗り出してしまいそうな。
エレナさんはゆっくり眠れてよかった…。けど、笑顔で鍵をコウくんに渡すシーンはちょっと考えさせられた。どういう感情だったんだろう。彼なら潰れないと思ったのか?そんなことないよなあ。純粋な解放感もある?あなたはどうする、ということなの?パンフ読み返すか…。
ラスト、仄暗く終わり。まずは転落防止ネットを張ろう。そこから始めよう。ね。だってあのままだと絶対コウくんいつかえらいことになるよ。そんな目をしていたよ。
アンナチュ・MIUのメンバーにまた会えた。生き続けている、その可能性を示唆してもらえることがこんなにも嬉しい。あと大倉孝二さんが好きで(デカワンコのヤナさん以降)、予想以上にたくさん場面とセリフがあって嬉しかった。あのどこかひょうきんな挙動とツッコミに結構癒され救われる。帰り道でインタビュー記事を読んだところ終始後ろ向きでなんだか面白かった。デカワンコもまた観たい。
帰って早速MIU404を観返しだした。
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