27日目
横浜の元町中華街に行った。友人たちとふらふらしてはあつじょっぱいものをつまみ、ふらふらしては甘いものをつまみ、ふらふらしては茶をしばくなどした。天気も良く、雲少なく澄んだ秋空。行楽日和だった。
中国茶を飲んだお店が良かった。メイン通りから一本入っただけくらいなのに、人通りも落ち着いていて、往来の喧騒がちょうどほどよくささやかに聞こえるくらいの静けさ。ゆっくりと少しずつお茶を淹れて飲んだ。
湯を注ぎ、待つ。その間に横の通りを眺める。
時間がくる。一気に器にあける。
香る。自分が頼んだものはなかなか重めの、焦がしを感じるほど香ばしい烏龍茶だった。皆で香りを共有する時間があり、これが楽しい。やいのやいの言いあう。
飲む。おいしい。往来で食べてきた油やら濃い味やらをさぱりと流してくれる。秋空の風がひとふき通り過ぎていく。皆違う味がする。フルーティで華やかなものも、ほっとする味も。
ゆったりまったりし、だべり、気づけば日が暮れていた。なかなかない時間を過ごした。
次に行ったときは占いに行ってみたい。
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