24日目

 今日は外で人を眺めていて、記憶に残る現象を多く観測しただった。

1.エスカレーターで運ばれながらふと横のポスターを眺めた。女性が笑いながら電話しているポスターだった。集中線のデザインのためか妙に立体的に見える絵だな、と思ったらその女性の絵が動いた。ちょうどポスターの集中線の真ん前に立っている現実の女性が電話をしているだけだった。

2.エスカレーターで運ばれながら駅のホームへと向かっていた。ホームとの仕切りが見えてきた。と同時になんか白くて丸いものが仕切りの向こうから昇ってきた。なんかふわふわとしていて妙に現実味がなくて、なんだろう、とまじまじと見ていたらすぐに耳、首、肩が見えるようになった。座っている人のスキンヘッドだった。

3.ある飲食店の看板ーある程度高さがあって遠くからでも見られるようなものーを、根元に立ってまじまじと見上げている人がいた。細かく角度を変えたり、ちょっと離れたり、また戻ったり。矯めつ眇めつしているようだった。自分がその場を離れるまでの間は少なくともずっと見ていた。別にその看板は最近新しくできたものではないはずだ。

細かいものだともうちょっとあったけど。というかこう書いてみて思ったけど、3はともかく1と2に関しては自分の認識が妙だな。2、なに…?なんでこんな普段と感じ方が違う気がするんだろう。光の加減、ライティングの妙だったのかもしれない。もう一度見ようと思っても難しい類な気がする。いつかまた見たい。

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