89日目 スピナマラダ、転生の物語
人にすすめてもらった呼吸器内科に行き、ようやっと回復の兆しがはっきりと感じられるようになってきた。久々に咳で夜起きることがなかった。当たり前だったことの幸せを噛み締めている。長かった…。油断せずに行こう。
ドッグスレッドを読んだ。アイスホッケーかあ…と思って特に読もうとしていなかったが、読んだらまあ面白いんだなあこれが。せっかくなので前身のスピナマラダを何話か読んでから臨んだ。明らかに面白くなってる。すごい。そもそも比較できるのが珍しく興味深い。絵の情報量が整理されていて、その分面白いところに集中できる。展開も大筋変わらないのにわくわくするような順番や見せ方になっているのがわかる…と素直に感心して読んでいたら門倉の子供の頃の姿が出てきて心臓鷲掴みにされた。違う人間なのに、一挙手一投足を目で追ってしまう。小杉君っていうんだ…まだおじさんの余裕がなくてちょっと暗くて、でも素直なとこがあっていいね…裏切りから後ろ向きになってたんだね…へえ…一巻ラストのゴール最高でした…諦めなかったんだね…へえ…。
その後も色々とどこかで見たような、でも性格はどこか違うような…いや常丸とかまんま彼では…?みたいなことを繰り返して落ち着かなかった。面白いけど。これはあれだ、ゴールデンカムイで壮絶な最期を遂げた人々が転生しているかのような。それで今度も戦うけど、それは命を取り合うものではなく、試合が終われば帰る家があり、学校にも通えて、飯も勉強も遊びもあり、互いが友人でもあり、そんなよくある青春を謳歌できているっていう、そんな幸せな物語を観ることができるという…というとこまで気づいたらもういたくかけがえのないものを見せてもらっている気になってきた。んで勝手に切なくなっていた。まあ実際はスターシステムなだけであって、子孫なわけでもないのに、よかったなあ…と深く頷いた。今後も読みます。
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